きらめくファンタジア

~ V6坂本担のオタク活動記録 ~
主にジャニーズコンサート・ミュージカル・舞台などの感想を気ままに書いてます。

カテゴリ: 舞台・ミュージカル

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「キャメロット」を観に行ってきました!

会場について


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東京公演は日生劇場でした。
今年2回目、半年ぶりの日生劇場!好きな劇場なのでまた来れてよかった!
赤い絨毯の上を歩きながら劇場に入るの、非日常感があってとても好きです。
今回もGC席に座りたいな~って思っていましたが、
手元には来なかったですね。いつか座りたいなあ。

グッズについて


パンフレットのみでした。
製作された時や舞台の時代背景とか、色々勉強ができるので
パンフレットは楽しい。

公演について


「ラブロマンス」と思って観ると、不倫ものになってしまい、
不倫ものは私には合わないので、違うなあって思ってしまうんですよね・・・
でも、「戦争と平和」と捉えると、
私はしっくり来たので2回目以降はこっちで観てました。

平和を維持するために、アーサー王も苦心したのだろうと思うけれど、
あっという間に平和は崩れて戦争状態になるのは悲しかったし、
今の世界情勢を思うと、辛かったです。

戦争を始めるきっかけは復讐心で、
くだらないとアーサー王が語っていたと思うのだけど、
本当にそれだし、21世紀になっても人間はいまだに復讐心で
相手に戦争を持ちかける。
人間って愚かだなあ!!って思いますね。
平和を維持するために、アーサー王は法に従って行動し、
時にそれに苦しめられるのだけれど、
じゃあ、戦争をしたらその苦しみから逃れられるか?
っていうと全く違って、戦争のほうがもっとつらい。
ある程度、みんな知っているはずなのに戦争をし始めてしまう。
本当に人間は愚か!!


人間は愚か愚かって書き綴ってしまいましたがw
ヒロインに当たる、王妃グィネヴィアがまあ~野生み溢れる女性で
面白かった?スリリングな人間だなあって楽しく見てました。
特に「情熱の五月」って歌、罪を犯そう♪って歌ってるの、
王妃様なのにスリリングなことを楽しむなあ!って思って観てました。

登場してすぐ、自分の愛をめぐって騎士が争い合うの、憧れる!
って意味の歌を歌ってて、夢見がち乙女!!爆発してた。最高だった。
でも作品を全部見終わったあと、
この「乙女の喜び」の歌は伏線なのかな?と思いました。
最終的に(もう少し複雑だし表向きだけど)
グィネヴィアをめぐって戦争になるので・・・
じゃあ、グィネヴィアはずっと自分の愛をめぐって
男が取り合いするのを望んでいたか?というと、
そうじゃなかったりするんですよね・・・

不倫相手のランスロットに惹かれる自分に気づきながらも、
いけないことだとも思ってて、ちゃんと自制心はありました。
早く遠く離れてほしいと願っていたし。
(それは、「乙女の喜び」を歌ってた頃より大人になったからかも)
でも、まっすぐなランスロットが思いを告げちゃうものだから、
気持ちが止まらなくなったって感じかなと思いました。

ここのシーンが面白くて、ランスロットとグィネヴィアが見つめ合っているのを、
アーサー王は気づきながらも気づいていないふりをするんですね。
二人共愛しているアーサー王の気持ちを思うと辛い。

二人は会うたびに、アーサー王のことを気にかけてばかりいることに気づいて、
もう会うのはやめようと心に誓って、抱き合っている・・・時に、
モルドレッドに不倫現場押さえられて・・・って展開、面白かったです。

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坂本さんは絶好調に歌うますぎの声良すぎだった。
同じ演出家の作品の「君が人生の時」もそうだけど、
静かに観察して物事に思い悩んでいるの、似合うのかもしれない・・・

そういえば、桐山君が出る舞台を初めてみたのですが、
歌声、めちゃくちゃ張りがあっていい声だなって思いました。

グィネヴィア役の唯月さんは、可愛いかった!顔ちっさい!声が可愛い!
舞台観に行くたびに、女優さんの美しさにひえええってなるんですよねw

「THE MUSIC MAN」東京公演に行ってきました!
こちらの記事には、公演の感想を書いています。

会場について


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東京公演は、日比谷の日生劇場でした。
日生劇場は、長野さんの舞台の「クイーン・エリザベス」を見て以来なのですが、
この会場、とても好きで通えてうれしかったです。
赤い絨毯が敷いてあり、ホール内は南の海の海底みたいな作りが、
非日常感を感じられてすごく好きなんです。
そして何より、見やすい!どこ座ってもちゃんと見える!椅子のクッションも快適!
古い劇場なので、椅子の間隔がなんとなく狭い気がしますが、
それでも、快適に見られるので最高な劇場です。

2階席の端っこに座ったことがあるのですが、
オケピが見えてそれを観察するのも楽しかった。

あとは、日生劇場と言えばGC席なので、いつか座りたいです。

グッズについて


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パンフレットとハロルド・ヒル教授のかばん風のポーチ。
パンフレットは1912年のアメリカの文化とか、このミュージカルの解説も入ってます。
同じメロディーなのに全然違う曲があったり、
同じコード進行だから別の曲が重なってもうまくマッチするとか、
そういう音楽的な解説もあって、
次見るときはそこに注目して聞こうとか、色んな楽しみ方が出来ました。

ストーリーを追ってて、どのタイミングでヒロインのマリアンが
ハロルドを好きになったんだろうと考えていたら、
パンフレットの中で出演者もそう思ってて、なんか安心した。
想像力で補う部分かな。

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売店前には、リスにハロルドの衣装を着せた「ハロルド・リス」がいて、
ちょっとしたフォトスポットになっていた。

公演について


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冒頭、汽車の揺れに合わせてラップみたいな楽曲が始まって、びっくりした。
パンフレットによると、「ラップ」って言葉がない頃のもので、
原型かあって、昔からあったんだなあって興味深く聞いてました。

珍しい楽曲もありつつ、どの曲も耳心地がいいのかすごく頭に残って、
普段生活しているときに、ふと頭の中で流れだすんですよね。どの曲もとてもいい。
特に大人数で歌って踊る、
「76本のトロンボーン」「司書のマリアン」「シプーピー」がすごく残る。
坂本さんに注目して言うと
「76本のトロンボーン」は子どもに楽器演奏の真似を教えるの可愛い。
子どもたち引き連れて、行進するのが可愛い。
「司書のマリアン」はあの手この手で気を引こうとしているハロルドと、
それを応援するように居合わせた子どもたちが踊るのがにぎやかで面白い。
「シプーピー」は賑やかでキラキラ輝いてていいし、
ハロルドとマリアンのダンスシーンが、ちょっと心が近付いてきている感じがいい。

今回、可愛いなって思うことが多いけれど、珍しい可愛いもあって(?)
相棒であるマーセラス(小田井さん)がめちゃくちゃ背が高くて、
坂本さんと並ぶと坂本さんがちっちゃく見えるんですよね。
「賢い娘」を歌っているとき、ちっちゃくないはずなんだけど、
坂本さんが横でちょこちょこキレッキレで踊るのがなんか可愛かった。

坂本さんの舞台を追うと、大体元宝塚の女優さんが出演されているものだけど、
今回の女優さんもとっても綺麗で、何より所作が美しい!
腕の振りとか指先とか美しくて、美人でもちろん歌めっちゃ上手い!
こうなってくると、見どころしかないんだよなあ。

今回も4回通ってしまったけど、毎回楽しかった。
次は10月、また大好きな日生劇場~楽しみだな。

「凍える」に行ってきました。
こちらの記事には、公演の感想を書いています。
ネタバレなどの記載がありますので、ご注意ください。

会場について


東京公演は、PARCO劇場でした。
三宅くんの「薮原検校」ぶりなので、1年ぶりに行ったのですが、
何十回と通ったことのない劇場なので一瞬、本当にこのビルだったっけ?
と不安になりながらエスカレータで登りました。シアターオーブ形式であってた。

商業施設の上層階にある劇場は、どうしても帰り道が大混雑して嫌なのですが、
PARCO劇場は外階段という選択肢があって、
帰り道(下り)で、雨降ってなければありだと思いました。
ただ、階段の境目がわかりにくいので、ちょっと怖いし、
当然、段数は半端ないので、ヒールのある靴はきついかな、と。

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チラシ1人1枚もらえました。
もらい行きそこねてたので嬉しかった。

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会場には舞台の模型も置いてありました。
こういうものが置いてあるのは珍しいなと思いました。

グッズについて


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パンフレットです。
読み応えしっかりあって、写真も豊富。
特に、演出助手の稽古場覚書の一部掲載は珍しかった。

公演について


総じて、見終わった後モヤモヤする話でした。
答えが出なくてもやつくのだけど、おそらく作者の意図としては、
もやついて心にとどまるのが正解な気がするので、
あっていると思うけれど、すっきりしないので気持ち悪いんですよね。

この舞台の半分ぐらいは、日常を生きながらもそれぞれが苦しんでいる様子を見て、
ある時から3人が出来事が交わって、対話して変化していくんですけど、とにかく辛い!
ラルフとしては、少女を拉致監禁虐待の上の殺人をしても、罪悪感が全くない。
それは、親からの虐待で脳に損傷を受けているための精神疾患の症状なのだけど、
アニータが言うように、症状が現れただけだから罪を問えないと言われても、
人はなかなか許せないよね。

会うなってアニータから言われていたのに、少女の親のナンシーはラルフと面会して、
それをきっかけに(?)ラルフは自殺してしまうのも、もやつく。

罪を赦し、前へ進めって話なのかなとも思えるけれど、スッキリしませんでした。

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余談。

ラルフ登場シーンで、久しぶり(と言っても3ヵ月ぶり)に坂本さんを見て、
スタイル良すぎて二度見した。
すぐラルフだって思考が戻ったけれど、
坂本さんいつ見ても本当にスタイルめっちゃいい。

思えば、今年は坂本さんの役で自殺シーン2回目だな、と。
(「MURDER for TWO」とこれ)
どっちも犯罪者。

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余談その2。

東京千秋楽、会場に向かっている最中に中止になったのをTwitterで知りました。
いきなり中止になる感覚を忘れていたタイミングだったので、びっくりした。
症状が小さく済んで、後遺症なく、早く元気になって欲しい。

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「THE BOY FROM OZ」に行ってきました!
こちらの記事には、公演の感想を書いています。

会場について


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東京公演はシアターオーブでした。
最後に行ったのが「TOP HAT」なので、4年ぶりです。
4年前も渋谷駅から直結で便利だったけれど、
今回は駅の改修が進んでもっと便利になりました。
歩く距離が短くなった気がする。
それでもヒカリエの11Fなので、エスカレーターかエレベーターを
駆使しないといけないのは大変ですが。

グッズについて


今回は、パンフと坂本さんのグッズとしてミニトートが販売されました。
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電子マネーで購入できて、とっても便利でした。

初日のグッズ売り場、恒例だけどとても混雑していて近づけず、
2回目行った日の帰りに買いました。
初日2回目を楽しんだ後に、出演者の解釈とか想いを読んで、なるほど!と思って
3回目見るとより深まったので、
こういう鑑賞の方法もいいなって、今回思いました。

公演について


総じて、曲がものすごくよくて引き込まれるのと、
一方でピーターの奇抜な人生とショービジネスの光と影を感じる作品と思いました。

一回通して観ると、この話ってピーターの走馬灯なのかな?と思いました。
病でやせ細ったピーターが自分の人生さえもショーとして見せている。
見せている相手は架空の誰かなんだろうなと。実際は誰もいない気がする。

それと同時に、ショービジネスの光と影がメインの話だろうなと思いました。
一瞬一瞬を大切に生きるのも語られるのだけれど、どっちかと言うと
私はショービジネスの方に注目が行ってしまう。
特に、ライザはライザの名前を知らない人がいないぐらい有名になるけども、
いつもさみしいところが、よく語られることかもしれないけれど象徴的だったなと。

衣装を見ててもその人の状態を表しているみたいで、見ていて面白かったです。
白っぽい衣装はきっと死んだ人を表していると思うんですよね。
だとしたら、最後の「I go to Rio」は、出演者全員白い衣装で踊る曲なので、
死後の世界で踊るピーターなのかな・・・って思ってました。
あと、酒と男とドラッグにおぼれてるピーターのシーンは、
くすんだ緑のシャツでどん底にいて売れていない感がすごくある。
なのに、スパンコールがついてて、くすぶってる感あって面白かった。

一番好きなシーンを挙げるとすると、
ライザとピーターが親友以上の何かであることを自覚しあうシーンが
一番好きかもしれない。
もう離婚していて、夫婦じゃないし、
でも同じエンターテインメントで生きる戦友みたいな感じで、
いい距離感になれたんだなと思うと、毎回涙ぐんでしまう。

次点で、ピーターが母親に恋人ができたんだ!って報告して、
相手の名前が明らかに男性の名前を伝えた後の母親が
「それもいいわね」って答えるのが、お母さんすごいってなる。
あの時代にあの反応って、今でも難しくなることもあるのに、
受け止めてくれているところがすごい。
実在の人物の話なので、実際のところどうだかわからないけど、
物語として見て、好きなシーンだった。

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最近涙もろいのも手伝って、冒頭の「この俺の別の顔」で
ビブラートがかかるたびに涙ぐんで仕方がなかった。
歌声が美しすぎて、涙こらえるのが大変だった。

「ラブ・クレイジー」も好きで、あれはピーターが若いころの曲だったのもあって、
キャッチーでパワフルで、かわいい。
あのシーンは、ショービジネスの表と裏がある演出で面白かった。
観客が見ている視点が、テレビ画面じゃなくてスタジオを俯瞰で見た状態。
カメラ前でパフォーマンスしているけど、
映らないところで衣装の直しをしてたりして、
裏側を見ている感覚になりました。

後、単純に「歴史は繰り返される」で、
白燕尾にシルクハット、ステッキを持って踊る坂本さんがまた見られて最高だった。
ピーターが絶好調だったときのシーンもあって、顔がキラッキラして最高。

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「陰陽師 生成り姫」に行ってきました。
こちらの記事には、公演の感想を書いています。
ネタバレなどの記載がありますので、ご注意ください。

会場について


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東京公演は、新橋演舞場でした。
滝沢歌舞伎2017に行ったきりなので、5年ぶりです。

周りは変わった感じはしないけれど、升席で食事ができないので、
下の食堂?で食べなくてはいけないようでした。
休憩時間のアナウンスでお弁当付きのチケットの人向けの案内が流れていて、
大変だなと感じました。

公演について


めっちゃ面白かった!
約3時間公演で、疲れてしまうのでは?と心配してたのだけど、全然!
むしろ、この面白い話をまだ見られるの!?って2回の幕間共に思った。
そもそも、私が平安時代の貴族文化や物語が好きなので、
そういう面からしても楽しむことができました。

あらすじ

晴明・博雅が今回出会う魔物は鬼か蛇か!? 全ては十二年前、博雅に枝を差し出して去っていった謎の姫の登場から物語は始まった!

晴明のお友達の博雅は、12年片思いしてる名前のわからない姫がいるのだけど、
その姫は、実はお父さんが早くに死んでしまって、路頭に迷ってたところ、
従者の気遣いもあって、お金持ちの男性と結婚してた。
だけど捨てられて、大事にしていた琵琶も夫に借りパクされた上に、
夫の若い妻にボコボコに壊されて、返してやる!って投げつけられ、
辛すぎて川に身投げして死のうと思ったのだけど、従者と道満に誘われ、
呪い殺してやる!!!って決意して、
藁人形に五寸釘打っているうちに鬼になりかける。
姫が鬼になろうとしていることを知った晴明と博雅がそれを止めようって話。

平安時代あるある~~~って思って、めちゃくちゃ楽しんで見てました。

私が平安時代の文化が好きだったのは中学生の頃で、
当時は自分の知らない文化とかしきたりを知って、ただただ面白いなと感じて、
読み漁ってたのだけれど、今、平安時代のしきたりを見聞きすると、
女性はめちゃくちゃ生きにくい時代だなあって思いました。
お父さんが早死にすると一家路頭に迷うし。
一夫多妻制で、夫に見捨てられたら生活できないし。
そりゃ、姫は川に身投げするし、呪うし、深夜に鬼になって出てくるよ・・・
って思った。

この話、結局姫は鬼になってしまって、博雅も懸命に助けるのだけど、
最終的には死んでしまう。
誰が一番罪深いかなって考えると、姫に片思いしてた従者だな・・・って。
夫と若妻を呪い殺そうと姫をそそのかしたしね・・・
姫が亡くなった後、従者もどこかしらで切られて死んだ?みたいな話もあって、
因果応報・・・

博雅と姫は、実際には両想いだった!って話ではあるけど、
晴明と博雅が大親友で、お互い気づかい合うシーンが多くて、
私の中の腐女子がBLだ!!って騒ぎました。
あと、道満も晴明に嫉妬気味だな?
嫉妬故に、姫をそそのかして、回りくどく晴明にけしかけたんだな?と思って、
こちらのカップリングもありなんじゃないかって思いました。(?)

この舞台へ行こうと思った最初の目的は三宅くんを見に行くってことだったのだけど、
衣装も相まって、めちゃくちゃ綺麗で、メイクバシバシしてて最高だった。
元々顔が綺麗な人がメイクバシバシに決めてくるの、本当に好き。
とても雅な雰囲気だったけど、沓を履くシーンを見てたら、
三宅くんらしさをなんだか感じて、少し笑ってしまった。
博雅役はジュニアの林君だったのだけど、お芝居とても上手だった。
見てて安心感がある。

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